研究開発体制

JCCはわが国に電解コンデンサ技術を導入し、電極箔製造技術を専門化しました。 それから半世紀以上に亘り、「表面機能化技術集団」としてお客様のあらゆる用途に合わせて技術を提案できるよう努力し、世界のコンデンサの進化をリードしてきました。
しかし今後も、「アルミ電極箔のトップメーカー」としての地位に甘んじることなく、研究開発をさらに強化するとともに、新事業にも積極的に進出し、あらゆるお客様のニーズに応えられる存在であり続けます。

表面機能化技術集団として

創業者 永田伊佐也著
「電解液陰極アルミニウム電解コンデンサ」 
業界唯一の専門書として世界中で愛読されています。
創業者 永田伊佐也著 「電解液陰極アルミニウム電解コンデンサ」
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JCCは、アルミ電極箔メーカーとして求められた最適製品を提供するだけでなく、世界中のコンデンサメーカーへの技術提案や共同開発を行っています。それを可能にしているのが、世界をリードしてきた表面機能化の技術とノウハウです。多様化するコンデンサ製品の「理想的な仕様」を模索する お客様に対し、JCCは金属材料のエッチングと化成に代表される表面機能化技術のエキスパートとしてソリューションを提供。材料評価による製品性能予測や、試験方法の確立、試験解析など、コンサルティングまで含めたトータルサポートでお客様の技術開発をバックアップしています。

世界をリードするエッチングと化成技術

電子機器のデジタル化、マルチメディア化、モバイル化が進む中で、JCCのお客様であるコンデンサメーカーの要求性能も小型化、高周波化、低消費電力化の方向に進んでいます。そこで電極箔に求められるのは、0.1㎜という薄い箔の強度を保ちながらいかに多くの電気をよりよい状態で溜めることができるか。JCCはお客様の要求に対応するために、世界最高レベルのエッチングと化成の技術――アルミ箔の表面に電気と薬品でミクロ単位の穴を無数にあけ、表面積を約200倍に拡大する「エッチング技術」と、その上に極めて薄く緻密な酸化皮膜の誘電体を生成する「化成処理」――を確立しています。これからもJCCはコンデンサの進化を支え続けていきます。

技術革新に即応できる研究開発体制

JCCの独創的な技術を育ててきた土壌は、固定概念にとらわれないチャレンジングな企業風土にあります。常に新しいニーズに応えるため、JCCでは基幹事業のアルミ電極箔エッチングおよび化成技術の研究開発をさらに強化するとともに、周辺分野の新事業に向けた企画開発部門の人員も大幅に増強。「アルミ電極箔のトップメーカー」という座に甘んじることなく、生産、設備を含めて新時代のイノベーションに即応し、あらゆる分野に目を向け研究開発を進めています。例えば、ハイブリッドカーの普及によって需要拡大が予想される電気二重層キャパシタ分野においては、アルミニウム電極箔で培った表面機能化技術のノウハウを活かし、試作を積極的に進めています。

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